初めまして、 Hachidai Lab.と申します。

「バックオフィスを強くしたい」
これは、私が2023年に登壇した『kintone hive OSAKA』の大舞台で口にした言葉です。
当時はまだ輪郭がぼんやりしていましたが、今ならはっきりと言語化できます。
なぜ、私はそこまでバックオフィスにこだわるのか。
なぜ、Hachidai Lab.という会社を立ち上げ、企業のDX支援をしているのか。
この記事は、一人の元・経理担当者が抱いた「ある悔しさ」から始まり、バックオフィスの可能性を信じて走り出すまでの物語です。
目次
チームを支える「守り」のプライド
突然ですが、皆さんは野球はお好きでしょうか?
ビジネスの世界では、どうしても売上を作る「攻め(営業)」の部門が脚光を浴びがちです。
野球で言えば、豪快なホームランを放つ4番バッター。誰もが憧れるヒーローです。
でも、本当に強いチームとはどんなチームでしょうか。
私は、鉄壁の二遊間や、扇の要である捕手といった「守り」が盤石であってこそ、チームは勝ち続けられると確信しています。
堅い守備があるからこそ、攻撃陣は安心してフルスイングできるからです。
会社組織も全く同じです。 営業やマーケティングが「攻め」なら、経理・総務・人事などバックオフィスは「守り」。
「守りこそが組織の強さを底支えしている」
私は十数年の実務経験の中で、この事実を肌で感じてきました。
原動力となったのは「雑用係」と呼ばれた悔しさ
しかし、現実のバックオフィスの扱いは、「チームの要」とは程遠いものでした。
私が初めて経理部門に異動したとき、周囲から投げかけられた言葉を今でも鮮明に覚えています。
「体育大学を出て、なんで経理なん?」
「営業が稼いだ金で飯食ってるんやろ」
そして、決定的だったのが——
「経理なんてただの雑用係」
いま振り返ると、かなり不適切な言い方だと思います。ただ当時の職場では、そうした言葉が“普通に”投げかけられてしまう空気がありました。
そして何より悔しかったのは、当時の経理部門が、そう言われても反論しにくい状況だったことです。
アナログな手作業に追われ、ひたすら数字を転記する日々。「ミスなく入力すること」だけが評価され、会社の未来を語る場には呼ばれない。
現場の私たち自身も、どこかで「経理なんてこんなもんだ」と思い込み、雑用係という立場に甘んじてしまっていた。その現実が、悔しくて仕方がありませんでした。
「本当にこれでいいのか?」
この悔しさこそが、私に「バックオフィスは会社にとっていかに重要か」を真剣に考えさせ、行動へと駆り立てる原動力になりました。
目指すべきは「入力係」ではなく「戦略的パートナー」
試行錯誤の末、私がたどり着いた答えがあります。 私たちが目指すべき「強いバックオフィス」とは、単に事務処理が速いだけの部門ではありません。
会社の未来を共に創る、「戦略的パートナー」です。
私はそれぞれの役割をこう定義しています。
- 経理部門は過去の数字をまとめるだけではありません。その数字の裏側にある意味を読み解き、未来のリスクとチャンスを経営者に提示します。
経理は正確でタイムリーな財務データを、経営判断や意思決定のために提供するのが役割です。 - 人事部門は、採用や労務手続きをこなすだけではありません。
社員のやる気を引き出し、いろいろなことに挑戦できる労働環境と評価制度を整えることが組織力の強化につながります。 - 法務・総務部門は、契約書のレビューや備品管理をするだけではありません。
あらゆるリスクを先回りして防ぎ、盤石な体制を整えることで、非効率な社内プロセスを改善し、組織全体のスピードを上げます。
強いバックオフィスが鉄壁の「守り」を固めるからこそ、経営者やフロントオフィスは迷いなく「攻め」に集中できる。
これこそが「守り勝つ」組織の姿です。
創業の誓い:Hachidai Lab.に込めた3つの想い
「悔しさ」を出発点に、理想のバックオフィス像を描いた私は、その実現のために株式会社Hachidai Lab.を創業しました。
単なるITコンサルティング会社を作りたかったわけではありません。これまでの経験を活かし、私はこの会社を通じて以下の3つを実現したいと本気で考えています。
- バックオフィスを、会社の成長を支える戦略的パートナーにする
入力係からの脱却です。経営判断に必要な情報を、必要な時に出せる強いチームを作ります。 - すべての担当者が誇りをもって業務に取り組める会社にする
「雑用係」なんて二度と言わせない。専門スキルを持ったプロフェッショナルとして、社内で尊敬される環境を作ります。 - 攻守のバランスが取れた「強い組織」を、日本中に創出する
攻め(営業)だけでなく、守り(バックオフィス)も強い。そんな「負けない組織」を一社でも多く増やしたい。それが私の願いです。
Hachidai Lab.の挑戦:現場を変えるための具体策
“正確なデータ”と“時間”を取り戻し、経営と現場をつなぐこと。
理想論だけでは現場は変わりません。そのための現実的な手段として、Hachidai Lab.では以下の2つを徹底しています。
- テクノロジーで単純作業(転記・二重入力)を減らすこと
- 現場に根づく形で運用を整え、回る仕組みにすること
私たちが提供するのは、単なるツール導入ではありません。バックオフィスの業務を“つなげて”、単純作業から解放し、意思決定できる状態を作ることです。
1)転記・二重入力を減らす(kintone × PCAクラウド連携)
バックオフィスが疲弊する原因の多くは、「同じ情報を何度も入力する」「確認のために照合する」ことにあります。
そこで、kintoneとPCAクラウドの連携などを活用し、データが自然に流れる仕組みを作ります。Excelのバケツリレーをなくすことが、DXの第一歩です。
2)“作って終わり”にしない。現場で回る運用まで「伴走」する
どれだけ良いシステムも、導入しただけでは定着しません。 入力ルール、権限、締め処理、例外対応——現場には必ず「泥臭い現実」があります。
私自身が現場で苦しんだ経験があるからこそ、綺麗な設計図を渡して終わりにはしません。現場と一緒に小さく始め、運用しながら磨き上げていくスタイルで伴走します。
私たちが提供できること
- kintoneを使用したバックオフィス業務効率化支援
- kintone 伴走支援
- kintone セミオーダー型アプリパッケージ
- PCAクラウド 導入支援
- kintone × PCAクラウド 連携サポート
▶ 支援内容詳細はこちら
こんなお悩みをお持ちの方へ
もし、あなたが今、かつての私のように以下のような悩みを抱えているなら、ぜひ一度お話ししませんか?
- 入力・転記・チェックに追われ、改善の時間が取れない
- kintoneを入れたが、うまく活用できていない
- Excelが散在し、「最新ファイルがどれかわからない」が日常になっている
- PCAクラウドを使っているが、前後工程がつながっていない
- “守り”を固めつつ、経営に役立つバックオフィスへ進化したい
私たちは大阪(東大阪)を拠点に、近隣は訪問、全国はオンラインでも対応しています。
よくある質問(FAQ)
Q. まず何から相談すればいいですか?
A. いきなりシステムの話に入る必要はありません。まずは「どこで二重入力が起きているか」「確定タイミングはいつか」など、業務の棚卸しから始めましょう。
Q. kintoneは入れているのに活用できていません。
A. よくあるケースです。設計ミスなのか、運用ルールが複雑すぎるのか、現場定着のどこで詰まっているかを整理し、現実的な改善案をご提案します。
Q. PCA商魂/PCA会計も含めて相談できますか?
A. 可能です。連携は“片側だけ”では完結しないことが多いので、PCA側の運用も含めて整理します。
Q. 訪問は可能ですか?
A. 大阪近郊は訪問対応も可能です。遠方はオンライン(Zoom)でスムーズに対応いたします。
バックオフィスを「最強のチーム」へ
かつての私のように、現場で歯痒い思いをしている担当者の方。
そして、バックオフィスの可能性を信じたい経営者の方。
ぜひ私たちと一緒に、貴社のバックオフィスを「最強のチーム」へと変えていきましょう。
その道のりを、Hachidai Lab.が全力でサポートします。
無料相談(1時間)のご案内
まずは1時間、現状の課題をお聞かせください。
- 入力・転記・Excel運用の棚卸し
- kintone/PCAクラウドの現状確認(連携の余地の整理)
- 最短で効果が出る“スモールスタート案”のご提案
これらを整理するだけでも、解決の糸口が見えるはずです。
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